みなさま、はじめまして!
今回は、近年人気を集めている「平屋」の魅力について紹介していきます!
皆様は、平屋についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「昔ながらの住まい」というイメージがありますが、現在では特に20~40代の子育て世代に人気を集めています。
近年では、現代的でデザイン性にも優れた平屋も増えています。
平屋を建てるメリット
① 効率の良い家事動線
2階建てとは異なり上下の移動が必要ないため、洗濯や掃除などの家事の負担も軽減されます。
例えば、1階洗濯機から2階バルコニーへ洗濯物を干して、1階に収納するなどの家事の往復が減ります。
負担が減るだけでなく、時短にもつながるため、心のゆとりも生まれます。
② バリアフリー
当然ですが、階段がありません。
上下の移動がないため、高齢になった時でも身体的な負担を抑えることが可能になります。また、階段からの転倒などの家庭内事故防止にもつながります。
③ 子育てのしやすさ
ワンフロアのため、家事をしながらでもお子様の様子を確認しやすいです。
ですので、ご家族同士のコミュニケーションも取りやすいです。
④ 耐震性の高さ
平屋の場合、1階部分に2階の荷重がかからないため、構造体が安定しやすいです。
また、高さがないため台風に対しても被害を受けにくいです。
⑤ メンテナンスコスト
入居後、住み続けるうえで不可欠なメンテナンス。
例えば、外壁の修繕においては2階部分がないため、足場を組む必要もないため、メンテナンスコストを抑えやすいです。
平屋を建てるデメリット
① 坪単価が高くなりやすい
2階建てと同じ延べ床面積で建築する場合、2階建てに比べ、広い敷地が必要になります。また、土地によって厳しい規制があるケースもあります。
建ぺい率によっては希望の大きさの家を建てられない可能性もあります。
(建ぺい率:敷地に対してどのくらいの大きさの家を建てられるかを表す数値)
② 広い敷地が必要
家が広くなることで基礎や屋根も広くなります。
これらの理由より、平屋は坪単価が高くなりやすい傾向があります。
③ 日当たり・風通しが悪くなる可能性
ワンフロアのため、各部屋に均等に日当たりを良くすること、風を送り込むことが2階建てに比べると難しいです。
④ 防犯・プライバシーの確保が必要
1階部分に窓などの開口部が多くなるため、防犯面で不安を感じるケースもあります。
平屋のデメリットを解消する方法
① 家の形をコの字型、L字型にする
家の形を工夫して、庭を配置することで道路など外部からの視線を避けることも可能になります。
② 縦の空間を活用する
天井を高くすることで屋根裏スペースが生まれます。
また、天井を高くすることで開放感を感じることができます。
また、スキップフロアを設けることで収納量も上がり、空間の有効活用ができます。
このような工夫をすることで、延べ床面積が大きくなくても理想の家づくりが叶えられます。
オシャレな平屋にするために
屋根や外壁にこだわる
片流れ屋根やタイル外壁にすることで、外観をオシャレに仕上げることができます。
勾配天井を取り入れる
天井を高くすることで開放感を演出することができます。
2階がないため、天井の設計自由度は高くなります。
室内と室外のつながり
リビングとつながるウッドデッキを作ることで、室内と室外の隔たりをなくします。
また、外構で庭を作るなど外回りの工夫を凝らすことでオシャレな平屋が実現可能です。
平屋に必要な坪数
2人(夫婦)で暮らす場合:22~24坪程度
22~24坪の場合、2LDKの間取りがメインになります。
主寝室に加え、1部屋取れるため、書斎やウォークインクローゼット、ランドリールームなどの活用ができます。
コンパクトな坪数にすることで、生活動線の確保や掃除のストレス軽減などのメリットも生まれます。
3人(大人2人+子供1人)で暮らす場合:25~30坪程度
25~30坪の場合、3LDKの間取りが可能になります。
主寝室に加え、子供部屋1部屋、さらにフリースペースや書斎などの部屋も取ることができます。また、部屋ではなくパントリーや土間収納など共用の収納スペースとして活用すると日々の生活の利便性も上がります。
4人(大人2人+子供2人)で暮らす場合:30~35坪
30~35坪の場合、3LDKの間取りがメインになります。
3LDKに加え、趣味の部屋やランドリールームなどのスペースがゆったり取れる坪数になります。家自体のシルエットもコの字型やL字型などにして、中庭を取ることも出来ます。
まとめ
今回は平屋のメリット、デメリットについて紹介しました。
近年では、屋根裏スペースやスキップフロアの活用により、平屋のデメリットとされていた点も改善されています。
また、空気環境にこだわった平屋も登場しています。
マイホーム計画の際には平屋も選択肢に入れて考えてみてはいかがでしょうか?